スペイン・マヨルカ島パルマのカン・ペレ・アントニ海岸で、大型のサメの死骸が漂着しているのが確認されました。体表には大きな咬傷があり、より大型の捕食者による可能性が報じられています。潮流で打ち上げられたとみられ、現地ではサメ・エイ類の保護強化策への関心も再燃しました。
出典: Majorca Daily Bulletin(原文)
背景・解説
漂着個体は死後に潮流で運ばれて浜に達する例が多く、肉食魚や他生物による食害、あるいは船舶プロペラなどの外傷が痕跡として残ることがあります。写真や動画だけで加害生物を断定するのは難しく、現場では周囲の安全確保と通報を優先し、同定や検証は当局・研究者の判断に委ねるのが望ましい対応です。
記事でも触れられているとおり、バレアレス諸島ではサメ・エイ類の減少が指摘され、漁業管理の強化や生息地保全といった保護策の検討が進んでいます。今回の漂着は、海域の生態系を維持する取り組みの重要性を改めて示す出来事と言えます。
※ 漂着個体への接触や撮影のための接近は推奨されません。安全な距離を保ち、自治体・研究機関の指示に従ってください。